2015年3月8日日曜日

片道切符、乗車券、経路

鉄道路線で扱う片道切符(乗車券)の定義とはなんでしょうか?


  • 経路を後戻りはできない。
  • 過去に通過した駅は再び通過することはできない
となります。(旅客営業規則 68条)

同一線上で戻ることは不可能で、0の字や6の字は有効ですが、9の字は無効です。
熊谷-大宮-武蔵浦和-赤羽-南浦和-大宮は1枚の乗車券として購入できますが、2回目の大宮より先へはどの方向(川越線も東北線も高崎線)へも行くことはできません。
この場合、もう一枚つまり、2枚目の切符か、連続乗車券というものが必要になります。
連続乗車券についてはここでの説明は割愛します。
また、上記経路の逆さ(大宮-南浦和-赤羽-武蔵浦和-大宮-熊谷)の乗車券は片道乗車券として無効です(「過去に通過した駅は再び通過することはできない」ので2回目の大宮で終了です)。
熊谷まで行くには連続乗車券かもう一枚(大宮-熊谷)の片道乗車券が必要になります。

長い片道切符にするメリット
経路上引き返すことはできませんが100.1km以上の乗車券は経路途中駅での途中下車が何度でも可能です(特定の都区市内駅発着で適用される旅客営業規則第86条・87条絡みで例外もあります)。
途中経路で途中下車するような用事がある場合、毎回切符を買い直すより一枚の切符を最終目的地まで買ったほうが遠距離逓減性の仕組みが働き安くなる場合が多いからです。但し、途中駅で分割する方が安くなる場合があったりもしますが所用の場所ではない場合とか購入の手間が面倒です。

ちなみに、このページで説明した切符は正しくは「切符」ではなく、「きっぷ」です。

0 件のコメント :

コメントを投稿